はくにゃんの調書

日記、何もしていないことに気がつく

トーレモルス

フェイト
ホロウ アタラクシアを
スルガヤに注文し、
プレイ プレイ プレイ
起きているあいだ、ひとまずパコソンに向かい
ひとまず、そういう時間に割り当てる
次に唐突な電話を聞き、
泥のような電話は気付かずに
ベッドに伏せる
夜の笛吹お散歩組の挨拶は
とることのできない着信によってはじまりが告げられ
終始たばこに費やされる
トーキョーの夜明けはあまりに早すぎる
夜空の白みが3時には観測されうる
それは不夜城伸び過ぎたサンシャインの窓から漏れたものかもしれないし
夜が暗いなら照らせばいいということかもしれない
夜とは何かわからなくなる、
ミョーに明るいのだ
しかし夜のお散歩笛吹組はベンチに座り、
思いの外吹く風もけっして寒くもない、むしろ
途切れ途切れの話、間断 たばこの煙に
よいアクセントをもたらした
しかし夜とはもう言えない
星が光るのではない
それはもう遠すぎて
おレには見えない
そこで生死の話をすると、やはり気は紛れるが
宇宙を知りうる限り想像するとダメだ

今朝、爆発音を聞いたって? 
ヘリの飛ぶ音が周回する
窓の外に首を向けると空がいように青かった
おれには雷鳴のように聞こえたが
雲ひとつない
やがて乗ったことのある高速バスが横転したと言われ、
その前に横転したバスを見、それは横転していた
ふと、和合亮一を思い出したままだ
いやはや、バスは身近なものだが
(このあいだ、大雨の日にはじめてひとりで都バスに乗った、かつてわたしの故郷では バスはその中腹から乗るものだった 朝八時のバスの車内には多くの人が並んでいた。ときおり、バスは多くのパスを開くものになる
それはふとしたときに訪れるもの
強襲も、もちろんそう

ドープな話題に身を歪ませながら

受かる気がしねぇ、そういうところに
朝起きて はやく行く
期末のメールが届いてもうそんなになったかと思ったのも
2、3日は前の話
一人暮らしがしたいと言う
そうなったら、部屋から家具から 思い思いのものを集めて
金がないなかでも気に入った安いもの、ときには
思いきったものを買って
届いた日にはその椅子に意味もなく座る
そして時間が過ぎるのを
ただただ待つ
それだよそれ

何日も前にマッドマックスを観に行った
しかも4DXで、だ
huh?
まず、俺は3Dで映画をみたことがなかった
そもそも。
専用のサングラスみたいなのを受け取って
ははん、いつもだったら絶対買うポップコーンも
ケツが揺れに揺れると聞いてやめておいて
これは正解だった
USJのアトラクションでこういうのあったよなという感じ
まぁいい
序盤に客にこういうものだよと示す映像が流れる
揺れだけではなく軽い水しぶきも、視界の悪い時にはスモークも、銃弾が頭をかすめたらそのように空気が流れる
フラッシュ!
これは体力を使う…
そして常時揺れているので、ケツがずり落ちてくる
それを踏ん張ったり、ケツの収まりのいいところを調整したりして過ごす
はぁ…疲れた
長距離バスにずっと乗っている疲れだ、あたりまえだが
助手席から運転手を視ている、キーを回すと
ケツが揺れだす
V8の揺れだ!
そういうことにする
つまりいま俺は車内にいるということだな
それはわかる
一番笑ったのは砂漠の遠景からデスロードを見下ろしにかかるシーン
椅子がカメラの動きにあわせて前傾したときだ
臨場感とはなんだろう!
俺はあんなもののみかたをしたことがない
はじめてだよ
はじめてだよ
馬鹿じゃないの

とてもいい映画だった
俺を見ろ!
ちゃんと見ているよ
死ぬってなんだろうね
泣きそうになりながら帰った

恐怖と欲望

これは想像のできごとだが…
どの世界にもありうること…
考えられることだ…というような(たぶんこんな)前置きの冒頭で
怖がってもいいのだと言われた気がした。
いちばん笑ったのはシチュー(feast)を食らったあと、中尉が意識を飛ばしはじめなにやらごにょごにょ言いだして、部下になにしてんですか、さっさと行きましょうと急かされるところ
ああ、ここで次のシーンに飛ぶなんてことはないんだなぁと笑った だとしたらその時間、部下はなにやら遠い目でたたずむ中尉をずっと待っていたのか、そこで それとも聞いていたのか
時の流れは往々にしてナレートを許さない
僕もアルバイトをしていたときはよくこれになったものだ
あの日、あのときの自分がいまになって話し始める なんでだよ、とか 失敗した とかそのあたりの短いものだ シャーマン これを人前で発動するとものすごくこっ恥ずかしい それをまわりのひとに気づかれた日には え、いまなんか言った?とか
中尉、先を急ぎましょう

ずっと起きてずっと寝るを繰り返していると、長生きしそうだなぁ こないだなんかは寝すぎて顔を凝るという出来事があった 顔がへんに固まってそれ以上眠れなかった、本来ならばあと何時間かはいけただろう


616

ピーっピッピッピーッ
六月も、鳴る
折り返してはなりませぬ
地図が転写してしまいますぞ

ボブァリー夫人に課金する
これで何冊目だろう
最終自由間接最強話法が飛んでくる
だからなんなんだとは言わない
そのとき、何が見えているか考える
こんなふうに

プライベート・ライアンを見ながら食う寿司だの海鮮丼だの
たまんねぇな
ガリをなめろよ
揚陸艇がゴッド・ブレスとともにゲートを開くと
この映画は始まる
たぶん、本当はこんなんじゃない
でもたぶん、こんなんだった。
海岸まで必死こくカメラが
水中に上下する死体と
火を吹くトーチカを
水面に上下するとき
その音はまさに僕がお風呂にもぐるときに聞く音
海にゆっくり沈むときの音
息継ぎで顔をあげたら
死の音!
ちょっとどころではないピンぼけというかブレ
いつもキャパの助手のことを思う
嘘かホントか、興奮のあまりふいになった多くのネガ
手が震えたということ
それを見ることができないということが
いつも僕たちに想像を迫る
どんなふうにその日砂浜を横切ったのか
光が?

文フリ行けなかった
後輩に買ってきてもろてた詩誌を最近になって受け取って 少し読む

人に奢ったつもりになって金がなくなる。あるといつでもどこでも
すぐにでも使ってやる

68

昨日は予定を大幅跳びだ!
夜に行きつけた(そうでもないが)飲むところに行き、みんなに話す
まいっちまってることを

理想と現実の違いにこれでもかと打ち負かされることが多い
そのための休憩がうまくできない人がいる
忙しさにやられる人も、もちろん
忙しい人を見ることでやられる人
時間を持て余して悲しくなる人も
それぞれ生き方に対峙している
そのことを少しでいいから、話してみようじゃないか
どうだね調子は?
すこぶっているようだね

先輩の同窓会に呼ばれたりもした
みなさん働いていてえらいですねと少々迂闊な発言もあり
でも、エンゲージという意味で
同じ
なんにせよたいへん
そのことにグラスを傾ける瞬間キミ!
それがえらいんじゃないか

そこで詩の話を少々してくれた、
くたびれて少し飲み過ぎていて
でも喉からどんどん溢れるみたいに
話をするひともいるもんだなぁ
そして僕は、少し強めのお酒を3杯
長谷部奈美恵は僕の中ではゴリラの人
最果タヒはピンクの色をして
和合亮一は紙に絶望しながら階段を登る
長谷部奈美恵はほんとうにいいなあと言いながら
一緒に読ませるように
読ませる
なんでこの人はこんなに読むのがはやいのか?
なぜ俺はめがしぱしぱしたままでいっこうに行が進まないのか?
あたまが悪いなぁと心で泣きながら
解説を聞いた
それがなんてイキイキとする人だろう!
うなずきだけでもう精一杯
おもしろさを発見し語るときの顔といったらもうない
俺はもう文字が読めずにいて
話もはんぶんで
その人が最近書いたものを読んでついにわからないと言った
わからないと言った
こんなにかなしいことがあるか

その場で読んで、の瞬発のありさまが
いまの僕の態度と限界をよくあらわしている気がする

朝おきて、
何もない状態を復元しますか
そう、聞かれましても

言う必要はないけどね
いぬのせなか座を読んだ
はい、それだけ
さいきんはMinecr@ftをずーっとやってる
信じられないくらいに

久しぶりに文章を読んだ気がする
すーっとするね
ま、朝だしね

5101012

大雨が降っている
台風のたの字も知らずにいた
東海あたりで消えたのだろうか
それまでももたなかったのか
大雨になって、それでも風が強くて
窓に当たる音になって知った
ひさしぶりにあのパチパチというのを聞いた
前の家はすぐに雨がわかったから
新鮮だった

今日は朝焼けを見た
もう少し早い時間だと、坂の向こうから
ビルの頭を超えてうっすらと
赤くなるところを見ることができる
今日はベランダから、向かいの家の窓が赤くなるのを見て知った
その色に空が滲んでいるところ
ビルのこちらがわも、その影の電線も
まだ暗いが
輪郭が浮いて
いちばん見やすくなる

今日は暑くなるらしい
コンビニも冷房をつけだした
腹下しに厳しい季節がやってくる
適切な肌の露出がわからずに
体調を崩す時期でもある

雨が降ってるかと聞かれる
さあ?パソコンのファンの音じゃないの
年がら年中しているからさ
カレンダーの日付を無為にしながら
俺もたまには映画をみる
マイク・ポップコーンを食べながら
あるいは一旦停止して、
換気扇のしたでタバコを吸う
この部屋は壁が薄い
隣の部屋のテレビの音が大きいのか、
低調な話し声が聞こえてくる
電話がなるのもそうだが
ものすごくうんざりする
音量バーがいくつを示しているか知らないが
こちらの声もいくらか簡単に
透けていくということじゃないか
なんつークソ部屋だろう
それで、なにをするにせよ
俺は声をたてないようにし、
またテレビの音量も13ほどでじゅうぶんだとしている。
だから字幕を出すのが好きで、逆に
吹き替えなんだと確実に聞き取らなければならない
旧劇場版エバなんか、あれはひどい
コーヒーを持って話す人がいて
なにやら聞こえない、セミの鳴き声がしたような気がして
瞬間的突然に爆発が起こり、
その音が話し声なんてもんじゃあない
どんな馬鹿がこんな音を立てているんだというくらい
馬鹿でかい音がする
急いでリモコンで音量を下げる
とうぜん人がなにか叫んでいるが
何を言っているのやら
爆発音が収まったと思ったら
人間の敵は人間の銃撃の音
何を口にしているのやら
わかったもんじゃあない
この繰り返し
こういうのは意外と多い
リモコン握りしめて待ってろよってか
ばかばかしい
それなら、最初から聞こえないような音にして
字を追うのだ
♬〜(雨の音)
間抜けかもしれんが
こんな字幕でもかまわない
雨の音だとわかるから
それより、こんな歳から
テレビの音を大きくしてどうするんだという
話だよ、トシをとったらどうせ
どうせ何も聞こえなくなって
テレビの音量を38とかにして
家のどこにいてもアナウンサーの声がするようになるんだから
たまに帰省すると、またテレビの音量がでかくなっていて
もとに戻すにはもう、おじいちゃん
なんて言っているのかもわからない
そんなふうにどうせ
どうせなるんだから
いまのうち耳をすませよ
小さい音を聞きましょうよ
だからもっと近くに来ればいいんだよ
もっと近くにさ

56

ゴールデン・デー
ぼくは今日までだ
と思う

桐島、部活やめるてっよをみた
朝井リョウの原作のほうはぼくは見ていない
ということで、映画のみでのはなしになるが
もっとはやくみておけばよかった
できれば映画館で、集団心理のなかで
でも映画館でひとりではないと果たして言いきれるのか?
まぁ、ぼくはテレビの前でケラケラ声をあげて笑ってみてしまったケラ
結果オーケイ

また見る見られるのはなしになるが
なりそうだが、視線を感じ続けるぼくも、
きみたちも、いくらかはこうして育ってきたのだし
そんなことはあたりまえじゃないかと
いうことになるのでやめよう
正真正銘のカメラを向け、向けられ、の逆転する
あの夕日の逆光のシーンは
良かったじゃないか
ケラケラ

待ち合わせに待ち伏せた
吹奏楽部のキャプテンがキスを
するところを
見せつけられているところ
どんどん音が高くなるところ
ああ、見ているこっちが
こころの心拍数みたい
ケ・セラ・セラ

ケっきょく、
噂程度で聞いていた
「桐島は出てこない」はいくらかそうだったと思う
タイトルには桐島と書いているが
桐島は姿を見せなかったので
桐島は出てこないことになる。
桐島は万能型のすごい人間らしい
桐島をみんな必要としている
桐島が辞めてしまうということに
桐島をみんなが要請してる
桐島と似ているやつがかわりに出てくる
桐島と親友らしいそいつが
桐島の肉体となって
桐島を仮構する
桐島の穴を埋めようとするが
桐島の変わりになれない
桐島のようにリベロできない
桐島と同じバレー部の補欠やつもでてくる
あたりまえだけど
桐島が不在にしてこの映画を駆動させている
だから桐島が出てこないというのは
あたりまえだけど少し正しくて
少しも正しくない
一般的な高校生としてしっかり生きてきた僕からして
群像劇と捉えても
すごくよく描けていると思う
わかるわかる、あるある
ありうる、ありそう
こういう感じだろう
そういう共感をいくつもできる
映画監督は無理だよとしながら、
神木○之介きゅんは核心的だ
そういうことに堪えながら
ほえ〜と見ただけ
ただただそれだけ
ここまで書いてなにがそんなに面白かったのかわからなくなってきた
ほとんど病気だよ
桐島が蔓延している
伝染もする
カメラを媒介して
違った角度でと言うだけで
もう、なにもかも手遅れだ