はくにゃんの調書

日記、何もしていないことに気がつく

『シティ・オブ・ゴッド』

何度観てもおもしろい。魅力的だ

全体を通して言えること。みんな表情がいい。ダンスに誘って断られた後の間断

例外がルールになるときのカメラの動き、それは手ブレというよりは

目と首の動きだ。マジか...マジか、みたいな二度見の構造をセヌーラの表情で呼んでいる

会話で進めるとたぶん退屈になるんだ、だからブスカペの語りと

この表情で色々なことを思う

歩くその隣にすぐ死があるファヴェーラだから、その原理がいまいちわからない

いつ死ぬか、どう死ぬか、まったく想像もつかない

だからいつもみたいにこの人は死ぬかな、なんて考えながら見ない

ただただ表情がすばらしい

マリファナ、音楽、女、カネ、みんな大好きだ

画面がぎゅんぎゅん回る、なにがあったのか、どうなったのか、

混沌と暗闇のなかでよくわからないかもしれない

結局スラムの構造もわからなかった(当然か)、どこへ行けばいいのかわかんなくて

とか言ってると

脇道へと逸れるためのフェンスをきっと登れないだろうな

 

卒論ダメそうだ

ダメそうではないが、僕たちがゴッドファーザーと呼ぶ教授に

一度そのことを聞いてみなきゃならない

今夜こそはビールを飲みたい