はくにゃんの調書

日記、何もしていないことに気がつく

18

帰省から帰ってくる
何も考えられない
また親父が醤油をくれた
母親は最後に僕の好物の親子丼を作ってくれた
胸肉だけど
それが好きなんだ
僕は最後の夜も遅くまで遊んでた
親父は深夜まで起きて帰りを待ってた
そして親父は飲みながら少し話した
しょうもないはなしを
昔は酔った父は嫌だったけど
いまはいいなあと思う
そのあと母が体調を崩した
頑張りすぎなんだとおもう
みんなそれぞれがんばっている
僕はなにもしていないなとおもう
ほんとうになにも
していないなあとおもう
それがほんとうにかなしい

はせくらが熱をだして
看病まがいをした
それだけ
なにも
なんにもしていない