はくにゃんの調書

日記、何もしていないことに気がつく

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きれいすぎるとだめ、いまよりふるくても
だめ、そのことがわかる日に
星の三原色を遠くに見てもだめ、焼き切れた穴
フィルムは滴って、思わぬところが湖から出る
こんなときは 
麦茶を作っていると必ずと言っていい
永久の季節!

数年前、僕が生まれるよりも前、前世(度々...)それは、小さなレンズが認めた光に過ぎなかった、
融けた光がぶれていた、引き伸ばされた顔だということが、目の下のくぼみで人はようやくわかった、
限界を超えた大きな音が悲痛に裂けていた、あれから
みんな目がよくなって、僕がみているよりよほど
きれいだ!

珈琲時光を音なしで観た
まえは安いアンプを噛ませてヘッドホホをして重たく音を聞いた
すこし疲れるけど
ときに音が誰かを振り向かせる、あたりまえのことだ
それも誰かにあげてしまった、それでいいと思う
だいたいが見たというのが少しおこがましい気がしてくる
流したに近い
常に画面は光り続けている、なにも聞かないまま
聞こえないまま人が笑ったり
死んだりする
だから信用できない
なにが起こっているのか考えない
おだやかな朝、おだやかな朝