はくにゃんの調書

日記、何もしていないことに気がつく

1025

朝までスターウォーズをみた
日がさしてカーテンの裾が明るくなりはじめたころ、フォレスト・ガンプ
腹が減ったのでお茶漬けを食いながらみて
ふつう、ハンバーガー、キッシュ、ミートパイなどを食べたくなるがそういうものはない
コーラも飲みたいが冷めたお茶しかない
むかし1時間だけ遊ぶために部活終わりの日暮れ友達の家にいったが
そのころはコンビニで300円ぶんお菓子を買えば事足りたのが
どういう間延びを経たらつぎからつぎに足りない気がしてくるのか
そして手と口を動かし続けなければならないのか、喉が渇くのか
思うに
何を書こうと無駄と言うことはないし、それにかけた時間が
そういう優しくて厳しい気持ちになってきた
お前のことだよ

日シリをみてカレーを4ℓ作って飲んでいた
日曜の朝はいつもこう冷たい
酒が抜けてきたころになってもうすでに終わっている気がする
グリーン・ゾーンをブルーレイでみた
終わりとはなんのことをいうのか
夕方まで眠ってシャワーを浴びるか浴びないかで親から連絡が入る
おばさんが危篤になって今夜がやまだという
もう死んでしまったかなと思いながらいまこれを書いている
おばさんはずっと教師をやっていて年金がすごい額はいるらしい
結婚せずにひとりみでいた
買い物の仕方が下手でお菓子を買いすぎて怒られている
いまもたまに先生と呼ばれている
癌がリンパまでいって全身にというよくある話はもうとうに聞かされていて
10月の帰省のときもう最後といって顔を見せに行ったが
先生は昼寝が大好きだった、ちょうど昼さがり食べられる分だけを食べ眠くなるいい時分
寝ていて反応しているのかしないのか、誰々が来たよといってわかっているのかわかっていないのか
わからない
結局目をいちども開けなかったが、ときどきうんうんとうなずいて
おばちゃんにマレーシア製のシャツを綺麗だと言われて僕もうんうんとうなずいたのだった、あの
時間もただただ過ぎていく
僕はその綺麗だと言われたシャツをあたまのうえのカーテンレールに吊ってあるのをみている
このあと僕はたぶん散髪に行き、図書館にいって
もういちどカレーを作って、ブエノスアイレスをブルーレイでみるのだと思う
なつかしい話は、なつかしく話されることが大事だから
いろんなことがあって僕は涙を流すだろう